企業にとって優秀な人材を確保することは、会社の将来にわたる発展のためには必要不可欠であり、失敗は許されません。そのため、各企業の採用担当者にかかる期待は極めて大きいものがあります。しかしながら、人事のプロと呼ばれる社員が減少しているため、そのスキルは年々低下しており、会社にとって頭の痛い問題になっています。こうした状況を引き起こした原因には、長引く不況下において、非現業部門の社員を中心にリストラや早期退職の対象としてきたことが上げられます。その結果として、人事に関する業務に長けた人材が数多く会社を去ってしまい、優秀な人事担当者が育っていないのが現状です。各企業においては、次世代の人事担当者の育成が喫緊の課題ですが、現実的には非常に苦慮しています。

募集及び選考試験における支援方法

優秀な人材を確保するためには、会社のコンセプトに合致した人が集まる求人媒体で、募集活動を行うことです。この方法では、応募人数は減少しますが、募集の段階でふるいをかけていますから、質の高い人が集まりやすくなります。さらには、新卒者を対象とした魅力的な会社説明会を実施するなど、イベントでの働きかけが大切です。選考試験においては求職者が、会社が必要とするスキルを兼ね備えているか否かが見極められる試験問題を厳選しなくてはなりませんから、業者任せにするのではなく、必ず人事担当者でチェックする必要があります。また、面接試験では、面接官の選考基準を統一しておかなければ、合格者の質に差が出てきます。そこで、事前に面接官の研修や打ち合わせを行い、面接官の間で選考基準を確認しておくことが大切です。

採用支援システムの概要とアウトソーシング

選考結果は、速やかに通知することが大切です。特に中途募集の場合、複数の会社を受験している可能性が高いので、選考結果の通知が遅れてしまうと、他者に入社する可能性が高くなります。また、通知を出したからと言って放っておくと、内定辞退にもつながりかねませんから、入社前研修を企画するなど、しっかりと囲い込むことが大切です。最近では、採用支援を専門にサポートする会社もあり、多くの企業で導入されています。彼らは、数多くの企業をコンサルティングしてきた経験やスキルを持ち合わせていることから、自社では気が付かないようなノウハウをもって、効率的で的確なサポートを行います。企業によっては、コンサルティングではなく、採用業務全般をアウトソーシングすることによって、コストの削減を図っており、多くの企業でも注目されています。